不安なこと

2019/7/28 日曜日

 

 

心配になることばかりだが、

自分を心配にさせているだけかもしれないとも思う。

 

不安なことばかりといっても、

それは、そう言って自分を不安にさせているだけだと思う。

 

こないだの子どもシェルターぽるとさんの講演会で講師の方がおっしゃっていたが、

人間は欠損に目がいく生き物だそうだ。

それは、旧石器時代ホモ・サピエンスなんかが、例えば腐った食べ物を食べたらお腹を壊すので、腐った部分に目がいく習性を身につけたからなのだが。

今を生きる私たちもそんな風に、対象は違えど物事の粗探しをしてしまうのだな。

 

不安な感情が楽しみという感情に優ってしまうのはとてももったいない。機会を失う。

例えば、女優の中でも自信があるという点が評価されて仕事を掴んでいく人だっている。

 

映画を作る環境の中では、誰もが、自分を信じて、自分の感性・考えを信じていることが大前提だと私は思っている。それは、この物語が役柄が「分からない」という自分の感情を殺さずぶつけることから始まるかもしれない。そうして、それぞれの役割を果たしていく。それでいいのだ。

 

「不安なんだ」

「じゃあどんな点が?」

「この点が不安なんだ」

「じゃあその点は必ず考慮しよう。後はあなたが自分にやる気を感じているのなら、自分を信じて最後まで一緒に作ろう。」