夢から連れてきてしまった者たち

2019/7/30 火曜日

 

 

会話を大切にできる関係って素敵。

リチャード・リンクレイターの会話劇は、

本当ロマンチック。

会話を通して愛が育まれていくものだから。

 

夢の話をしよう。

夢は、観終わった後、それはすでに物語となり、1本の映画を観たことと同じだと思っている。

 

今日観た夢は、2つ。 

 

1つは、地元の河川敷の上にいる私は、木の板に泥を敷き、輪ゴムのような紐をクロスさせて、その泥に埋め込んで遊んでいた。クロスさせた紐から指を話すと、その紐は泥に、人の顔を浮かび上がらせるのだった。ある女性の顔が浮かび上がった。通りすがりの人が、その女性はあなたに取り憑いている幽霊の顔だと言った。その後から、私は気配を感じ、私の周りに、その女性の顔が見える。通った車のフロントガラスや、誰かの背中に張り付いて、ずっと私を見ている。次のカットで、ある女の子が、「違がう、あなたに取り憑いているのは2人の男性だ」と教えてくれた。カットが割られるように、私は別の場所へ。ダイニングテーブルを囲んでいる。左隣で、2人の男性が私を見つめる。私は、「ああそうか、貴方達が私に取り憑いているのか」と思う。次の瞬間目が覚めて、目の前にあったタオルケットの皺が、2人の男性の顔を浮かび上がらせ、私は驚いた。

夢から現実へ連れてきてしまったのかと怖くなった。彼らの顔はもう覚えていない。

 

2つ目は、スーパーマーケットとホテルの融合施設の廊下を歩いてたら、ジョジョのコスプレをした人たちが入ってきて、銃を持ってその施設を封鎖する。私は逃げ惑う。銃を持って追われる。といったシンプルで小さい頃からよく見ているような夢だった。だいたい誰かに追われている。

 

脳が作り出したイメージは、私の意識と五感をどこかへ連れ去ってしまう。そうして、影響を受けた意識が、逆にそのイメージを現実に連れてきてしまうこともある。

 

夢も映画も似ていて、その作用は同じだ。