術を学ぶ!

2019/6/3

 

ブログを2日ほど休んでいたが、また書き続けようと思う。

 

6/1

制作中の作品について、なんだか不安になりテーマを考え直したら、企画自体を疑いにかかる結果となってしまい、自分に対して疑心暗鬼になった。

要はプロットまで書いたわけだからテーマまで遡る必要がなかった。漠然とした不安は、自分が次に何をしたらいいのか分からなかったことによるものだった。制作の流れを把握すること、今自分はどの段階にいるのかを把握すること、この重要性が身に染みた1日だった。

 

6/2

この日は制作中の作品に登場する未熟児を制作した。手のひらサイズの赤ん坊がイメージである。石粉粘土と紙粘土で二種類制作してみたが、どちらも存在の吸引力が半端ない!特に、本作の主演の知亜希さんが作った赤ん坊はリアリティがとんでもない。生きている。

そして、難題は、この非現実的な存在を画面にどう収めるのか!ということ。お化けや妖怪として撮りたいわけじゃない。主人公の愛情の対象として撮るわけだから、そこにチューニングを合わせた絵作りにしてかんと。奇妙さはその存在が既に放っているものだから、むしろ、生命としての暖かさや、赤ん坊としての愛らしさを印象づけるにはどうしようか?などを考えたい。なかなか今までやったことのない演出だ。おもろいぜ。

 

6/3

今日は、ストーリーラインの構築を見直す作業について学んだ。私は今プロットから脚本へ移行する段階なのだが、ストーリーの構成に違和感が拭えず、不安が募っていたということが分かった。ストーリーライン構築の方法は、まずカードに三部構成(発端・中盤・結末)のうちの各部において思いついたシーンをありったけ書き出し、 各部ごとにカードをシャッフルして並べて、一番最適なストーリーラインを見つけ出すというものだ。明日はこれを実践する。

 

こうして術を学ぶことは、制作や進行を管理することにもなるし、自分が何をしているのか理解することで無駄に悩まなくて済むことにもなる。また、術というのは、いくらでも作品を作れる保証があるやり方だというものだから、再現性があるものだ。とても安心感を与えてくれる。なので1つの過程に集中ができ、ベストを尽くせる。これまでは我流だったため、気持ちの浮き沈みに左右されたり、そのやり方じゃ次は作れなかったり、あまり思うようにコンスタントな制作に結びつかなかった。ありがとう、シド・フィールド。あなたの脚本術のお陰で、私の脚本制作はだいぶ楽になったよ。

 

これからも、あらゆる面で、学べるものは学んでいこうと思う。