キャストの募集をかけてみました

2019/8/1 木曜日

 

 

制作中の短編映画で、

主人公の母親役と主人公に理解を示す上司役の

募集をかけてみた。

 

募集をする上で、

これらの役がどんな人間で、

どんな風に演じてほしいのか、

この2点を主に記したのだが、

お陰でこの役に対する理解が深まった。

それに、本作への理解もまた別の角度で深まった。

 

そういえば、私は主人公律子からしか本作を観ていなかったように思う。

◯古い体質の会社

◯娘を監視する母親

こういった存在が主人公を抑制し、

彼女が生んだ未熟児を「人形」呼ばわりする。

この2点で共通するのは、主人公よりも上の世代だという事。

 

感覚的には分かっていたものの、

言葉にしていくと、こうも作品自体が訴えているものが見えてくるとは。

 

予算の問題で、最小限にシンプルにしていく必要はあるものの、やはり脚本に記したものには意味があって、細部だからと削ってしまうのは、本作の指先・手足をもぐ事になりそうだ。

より慎重に考えていこう。

 

それにしても、役について連絡が来てくれるのは、とても嬉しい。作り始めると、本作を実現すべきか否か、途中で立ち止まりそうになることがあったりするが、こうして外から作品へ刺激があると、自身のモチベーションもグンとあがり、やはりやるべきだと気づく。

 

全てには意味があり、

生まれたものは殺したくはない。